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    調味料

    加熱しても硬くならない肉素材「シート肉」(介護食)

    • 投稿日2024/05/02

    • 更新日2024/05/17

    • 調理時間10(成形・加熱は除く)

    【シート肉とは】  シート肉は介護食用の肉素材です。この肉素材を使って、噛む力が弱くなった方にも、  肉料理を楽しんでいただけます。  豚肉料理を作るときは豚ひき肉で、鶏肉料理なら鶏挽肉で作ったシート肉を使って  調理します。 【シート肉の特徴3つ】  ① 加熱しても硬くならず、箸やスプーンで簡単に切れる  ② 形も調理法も自由自在  ③ 和洋中さまざまな肉料理に活用   【家族みんなで】   シート肉で作る肉料理は、見た目も味も満足できて、どなたにも美味しく召し上がって  いただけますので、ぜひご家族の皆様でお楽しみください。   

    材料出来上がり約180g

    • A
      挽肉(鶏、豚、牛、合挽きのいずれか)
      70g
    • A
      50g
    • A
      じゃがいも
      30g
    • A
      玉ねぎ
      10g
    • A
      マヨネーズ
      8g
    • A
      日本酒
      小さじ1
    • A
      ひとつまみ
    • 7g

    作り方

    ポイント

    【美味しく作るポイント】 ① 挽肉の粒が残らないよう滑らかなペースト状にすることで、柔らかい食感の肉料理に   仕上がります。 ② つなぎの麩は材料全体になじむよう、パウダー状に粉砕しておきます。 ③ 麩を他の材料と一緒に粉砕すると、生地が重くなりフードプロセッサーの刃が回らな いため、必ず最後に入れてよく混ぜます。 ④ 薄切り肉に成形する場合、薄すぎると加熱後に「すが入って」千切れやすくなりま  す。厚さ5〜7mmくらいを目安にお試しください。 【冷凍保存で時短調理】 ① パウダー状に粉砕した麩は冷凍保存しておきます。 ② シート肉は加熱前や成形・加熱後に冷凍保存しておくと、解凍してすぐ調理に取りか  かれます。ラップでぴったり包み、チャック付き保存袋に入れ空気を抜いてから保存  するとよいでしょう。 ③ シート肉で作る料理の多く(とんかつ、ハンバーグ、グラタン、肉団子あんかけ  など)は、完成した状態で冷凍することができます。

    • ・じゃがいもと玉ねぎは粗みじん切りにする。 ・麩はミルなどでパウダー状に粉砕する。

      工程写真
    • 1

      【シート肉の肉だねを作る】 A 挽肉(鶏、豚、牛、合挽きのいずれか)70g、卵50g、じゃがいも30g、玉ねぎ10g、マヨネーズ8g、日本酒小さじ1、塩ひとつまみをフードプロセッサーでなめらかになるまで粉砕し、最後に麩を加えよく混ぜる。

      工程写真
    • 2

      【厚切り肉に成形する場合】 肉だね120gをクッキングシートに置き、両端をねじって止める。厚み2cmくらいになるよう表面をヘラでならし、蒸気が上がっている蒸し器で約6分蒸す。乾かないようラップで包み、そのまま冷ます。

      工程写真
    • 3

      【薄切り肉に成形する場合】 肉だね30〜50gをラップの上に置き、薄く伸ばして包み、数枚重ね蒸気が上がっている蒸し器で4〜5分蒸す。

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    • 4

      【団子状に成形する場合】 湧いた湯の火を弱め、スプーンですくった肉だねを入れ静かに茹でる。 5gで約2分が加熱の目安。 *料理によっては素揚げにする。

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    • 5

      【シート肉で作れる料理例】 ●牛ネギ塩  牛シート肉の肉だねを薄切りに成形して、フライパンでさ  っと焼き目をつける。

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    • 6

      ●ミラノ風カツレツ・フレッシュトマトソース  鶏シート肉の肉だねを薄切りに成形し、パン衣をつけて  さっと揚げる。フレッシュなトマトソースと相性抜群。

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    • 7

      ●かしわ天  下味をつけた鶏シート肉を棒状に成形・加熱し、厚めに  切って天ぷら粉をつけて揚げる。おかずにもおつまみにも  ぴったりの一品。

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    • 8

      ●ふわふわ豚団子の黒酢あん  豚シート肉を団子に成形し、片栗粉をまぶしてさっと揚げ  芳醇な香りの特製黒酢あんをたっぷり絡ませる。  作り方はこちらをご参照→https://oceans-nadia.com/user/390559/recipe/482694

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    • 9

      ●かつカレー  豚シート肉の肉だねで作ったとんかつにスパイシーなカレ  ーソースをたっぷりかけたボリューム満点のおかず。  作り方はこちらをご参照→https://oceans-nadia.com/user/390559/recipe/482969

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    レシピID

    478318

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    クリコ
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    クリコ

    料理研究家・介護食アドバイザー

    • 介護食アドバイザー

     病気で食べることが困難になった夫のために、介護食を作ることになりました。はじめての介護食作りは戸惑うことばかりでしたが、気づくとその面白さに夢中になっていました。  私が作る介護食の特徴は、素材を手作りすることです!!  「食べづらい、おいしくない、見た目に食欲がわかない」などの悩みを解消するために、肉・魚・野菜料理のベースになる素材を手作りします。  手作り素材で作る料理は、見ても食べても美味しく、箸やスプーンで簡単に切れる柔らかさです。 ◆「加熱しても硬くならない肉素材」  ハンバーグのような肉だねを滑らかなペースト状にしたものが肉素材です。  加熱しても硬くならず、見た目は普通の肉料理。とんかつ、豚の生姜焼き、つ  くねなど、調理法も形も自由自在です。 ◆「加熱しても硬くならない魚素材」  鮭、タラ、エビ、ホタテなどで作る滑らかなすり身が魚素材です。肉素材同様  に和洋中の魚料理を作ることができます。 ◆「野菜ピュレ」   茹でた野菜をすりつぶしたピュレに他の食材を組み合わせて作る野菜料理   は主食から汁物まで彩豊かで栄養満点。工夫次第でレパートリーは無限大   です。 ◆「時短調理」   手作り素材は小分け冷凍保存することで調理時間を大幅に短縮します。  イタリア料理と和食の教室で教えた経験を生かし、手作り素材を使った料理レシピは180点。  「このレシピに出会えてよかった」「全部食べてくれた」「とにかくおいし  い」「介護食なのに家族で楽しめる」などたくさんの満足のお声をいただい  ています。    ご家族の皆様でご一緒にお楽しみいただければ大変嬉しいです。

    「料理家」という働き方 Artist History